東急歌舞伎町タワー HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel 

ホテルとエンターテインメント施設からなる東急歌舞伎町タワーが2023年4月にオープンした。地上48階、地下5階、塔屋1階、高さ約225mと言う国内最大級の複合施設だ。上層階が宿泊施設で、東急ホテルズが運営する2つのホテルブランドが入居する。

[関連記事] 東急歌舞伎町タワーがオープン

18〜38階を占めるHOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotelは全538室(21〜61㎡)。

シンプル・モダンな内装が特徴だが、最も注目はアーティスト3人が内装を手がけた全9室のアートルーム「GROOVE ROOM」。

3人のアーティスト、開発好明(かいはつよしあき)さん、玉山拓郎(たまやまたくろう)さん、鷲尾友公(わしおともゆき)さんは、新宿・歌舞伎町の街や文化をテーマに、全室異なるデザインのコンセプトルームを完成させた。

開発好明(33~35階・各44㎡)

ホテル名の「GROOVE」にちなみ、開発さんが採集したまちの音や懐かしいプレイリストをカセットテープで楽しめる客室や、宿泊者が室内のオブジェを持ち帰ることで開発さんのプロジェクトの協力者となれる客室、発泡スチロールの梱包材をモチーフにした客室という全く異なる全3室を手掛けた。

壁一面にカセットが並べられた開発さんデザインの客室。

玉山拓郎 (36~38階・各44㎡)

当たり前の日常をずらした非日常感を客室に表現。トーストが乗った皿とトレーが壁に張り付き、床と壁が逆になったような、不思議な感覚を体験させる。

トーストが乗った皿やコップが壁に張り付いている客室。自分がどこにいるのかわからなくなる感覚

鷲尾友公(30〜32階・各44㎡)

独学で絵画を学び、イラスト、映像などの作品を創る鷲尾友公氏さんはアーティストのスタジオをイメージした客室をデザイン 。

室内には、人の手をモチーフにしたオリジナルのキャラクター「手君」が歌舞伎町の街をタイムトラベルしながら遊びまわる様子をモザイクタイルアートで表現。ベッド背後の壁一面には、ギリシア神話に登場する「三美神」が歌舞伎町らしくノージェンダーでダイナミックに描かれている。

女神が壁を彩る鷲尾さんデザインの客室

また、2023年7月20日までの期間限定で1フロア全ての客室をアニメーション作品の「エヴァンゲリオン」とコラボレーションして「LIFESTYLE HOTEL EVA」として展開。

この宿泊プランで、ゲストは、東急歌舞伎町タワー6階で上演される「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」をチェックイン日に観劇できる観劇チケットを宿泊と同時に予約できるオプションを選ぶこともできる。

楽しい企画を繰り出すこの新しいホテルに、観光客だけではなく東京に住む人も多いに興味を持っている。

HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel 

東京都新宿区歌舞伎町1丁目29−1 東急歌舞伎町タワー

TEL 03-6233-8888

https://www.panpacific.com/ja/hotels-and-resorts/hotel-groove-shinjuku.html

GOOGLE MAPS

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。