KABEAT
日本の食文化と生産者が主役のレストラン
2021年12月、日本橋兜町の複合施設KABUTO ONE (カブトワン)1階に、日本の優れた食材をフューチャーするレストランKABEAT(カビート)がオープンした。
KABEATのコンセプトは「日本の食文化と生産者を応援する食堂」。
日本全国の優れた生産者の食材を使い、若手人気料理人6人が監修したクリエーティブなメニューを供する。現在の日本の食シーンを牽引する6人のシェフ、イタリアン「DON BRAVO(ドンブラボー)」の平雅一さん、中華「O2(オーツー)」の大津光太郎さん、アメリカン「THE BURN(ザ・バーン)」の米澤文雄さん、和食「てのしま」の林亮平さん、フレンチ「MORCEAU(モルソー)」の秋元さくらさん、パティスリー「BIEN-ÊTRE(ビヤンネートル)」の馬場麻衣子さんが、年4回、新しいメニューを披露する。
食材を供給するのは、KABEATを運営するGREENING(グリーニング)とシェフたちが見出した優れた生産者。
例えば、ふっくらとした最上級の釜あげしらすで知られる「しらす造り7代目山利」、利根川流域の堆積土壌で野菜を有機栽培している「自然野菜のら」、養殖ながら近海で漁獲された生餌にこだわり、天然の本マグロに近い味を実現している黒潮本マグロの「中谷水産」。共通しているのは、味への強い追求心だ。
実際に食べてみて、味に感動した食材だけを採用
GREENINGの執行役員、菅原悠さんは、「自分たちが食べてみて感動した食材を選びました。その感動をみなさんにも味わっていただけたら」と、美味しい食材作りに情熱を抱いている生産者とその食材を広く知ってもらいたいと意気込みを語る。
クリスピーな全粒粉の生地、北海道の肉厚のしいたけ、カラスミという海と山の食材がマッチした「北海道王様しいたけとカラスミのピザ」(平雅一さん監修)、カリッと揚げたふぐに、瀬戸内海の島で自然栽培したレモンのコンフィのペーストを添えた「ふぐの唐揚げ、塩レモン添え」(林亮平さん監修)など、どの料理もそれぞれの食材の味わいを引き出し調和させた、印象に残る味わいだ。
薔薇の香りの芋焼酎など高感度なドリンク類
ドリンクでは、レストランAn Diのオーナーソムリエ大越基裕さんがワイン、焼酎、日本酒をセレクト。意欲的な生産者が作る、個性的でモダンなラインナップだ。薔薇の香りがする芋焼酎「蔵の師魂」など、伝統的な芋焼酎とは全く異なるアロマに驚かされる。
また、GREENINGのオリジナルであるハイボールやレモンサワーも凝っている。「安曇野げんき豚」を使ったベーコンハイボールは、スモーキーなハイボールに、同じくスモーキーな良質なベーコンのエキスを染み込ませ、その旨味で飲み飽きさせない。
KABEATでは、優れた食材の生産者や、才能ある料理人、センスのいいドリンクのキュレーターやミクソロジストによる、夢のコラボレーションが実現されている。日本でしか表現できない味を体験しに足を運んで欲しいアドレスだ。
KABEAT カビート
東京都中央区日本橋兜町7-1
KABUTO ONE 1階
TEL 050-3200-0557
11:00~23:00料理L.O.22:00、ドリンクL.O. 22:30 (月〜金)
11:00~ 21:00料理L.O.20:00、ドリンクL.O. 20:30 (土)
11:00~17:00 料理L.O.16:00、ドリンクL.O.16:30 (日、祝)
不定休
ACCESS 東京メトロ 日本橋、茅場町
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