NINE HOURS

2021.04.25

デザインが見どころのスタイリッシュなカプセルホテル

デザイナーズカプセルホテル、NINE HOURS (ナインアワーズ)は、入浴のための1時間、睡眠のための7時間、身支度のための1時間という、宿泊施設に滞在する9時間に焦点を当てたミニマリストなコンセプトで、ペースの速い都会のライフスタイルのための新しい宿泊施設スタイルを提案する。

ナインアワーズがウエルネス分野に進出

昼寝やシャワーのための短時間利用も可能なのがユニークだ。このホテルは、成田空港、博多駅のような人の往来の拠点や、大手町のようなビジネスアリア、さらに浅草のような外国人が観光に訪れるエリアなどに位置し、今や東京に10ヶ所、大阪と福岡に２カ所、名古屋と仙台に１ヶ所ずつと、全国に16ヶ所を構える。女性専用のウーマン神田もオープンしている。

そのデザインも見どころで、柴田文江が快適な睡眠を強調するためにカプセルユニットを設計。浅草店は、建築家の平田晃久が、仲見世商店街など浅草の風景にインスパイアされ、14の異なる屋根とユニークな外観を持つモダンな建築を設計した。

水道橋店の建築もまた平田が担当し、６階にあるホールがほぼ全面、斜めのガラス張りになっている非常に独創的なデザイン。浅草店にはノルウェーのコーヒー文化をリードするカフェ・フグレン、水道橋店には福岡のレックコーヒーのカフェを設置するなど、スペシャルティコーヒーにこだわりを見せる。