MINA PERHONEN

2021.04.21

自らデザインするグラフィックな生地が魅力

通常、デザイナーやアパレル企業はテキスタイルメーカーから既成の生地を仕入れるが、「ミナペルホネン」のデザイナー皆川明はいつもテキスタイルのデザインからコレクションを作り始める。彼のテキスタイルの持ち味は、自然から着想した、北欧を思わせるシックなカラーパレットとグラフィックなモチーフ。シンプルに仕上げたシルエットがテキスタイルの模様を引き立てる。コレクションのムードはおとぎ話のように詩的で優しい。

　2016年4月、代官山に旗艦店を移転。この店は、2つの異なるセクションに分かれている。ひとつは銅板で飾られたモダンでクールな店内、もう一方は木や革などの天然素材を使用したオーガニックな店内。日本の伝統的な建築技術と職人技を使って内装を完成させた。この店では「ミナペルホネン」のほか、その世界観に合うアクセサリーも展開している。