麻布台ヒルズでアート鑑賞
麻布台ヒルズは街全体がミュージアム
商業施設やオフィスを擁するだけでなく、アートに力を入れているのも麻布台ヒルズの特徴だ。パブリックアートを配置するだけでなく、ギャラリーで注目作家の作品を展示、また、デジタルアートのチームラボがお台場から移転する。
関連記事:ついにお披露目! 新時代のアーバン・ヴィレッジ、麻布台ヒルズ
奈良美智らのパブリックアートを展示
麻布台ヒルズでは人々が集う場所にパブリックアートを展示し、人々の心を和ませている。展示されているのは、奈良美智《東京の森の子》(2023)、ジャン・ワン《Artificial Rock. No.109》(2015)、曽根裕《石器時代最後の夜》(2017/2023)など。
ギャラリーと連動するカフェがおもしろい
麻布台ヒルズが発信するアートの中核を担うのが、麻布台ヒルズギャラリーと併設する麻布台ヒルズギャラリーカフェ。麻布台ヒルズギャラリーカフェでは、展覧会やイベントに合わせたコラボレーションメニューの提供やポップアップを展開する。
柿落としのエキシビションには、「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」を迎えた(2023年11月24日〜2024年3月31日)。オラファーはコペンハーゲン生まれのアーティスト。光や水を使った大規模なインスタレーションで世界的に著名だ。環境問題にも積極的に取り組んでいる。本展では、「瞬間の家」などを展示するほか、エコロジーな考えをベースにしたプロダクトも販売する。
併設のカフェでは、ベルリンにあるオラファーのスタジオ内にあり、プラントベースの料理でスタッフの食を担い、料理本も出版しているスタジオ・オラファー・エリアソン・キッチンが普段のメニューをアレンジし、和食や発酵文化を取り入れた特別メニューをビュッフェスタイルで提供している。
チームラボが移転、新作も加わわりパワーアップ
2024年2月上旬には「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」がお台場から移転してオープンする。
11月、新作の「Bubble Universe:実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光」、「花と光―Megalith Crystal Formation」、「Black Waves –Megalith Crystal Formation」を発表した。
「Bubble Universe:実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光」では、無数の球体から光が放たれる。人が球体の近くで立ち止まると、もっとも近い球体が強く輝き、音色を響かせ、さらに、光がその球体からもっとも近い球体に伝播する。「花と光―Megalith Crystal Formation」では花々が誕生と死滅を永遠に繰り返す。「Black Waves – Megalith Crystal Formation」では、生き物のような動きをする波を映した空間の中で、身体が浮遊する感覚を味わせる。
麻布台ヒルズギャラリー、麻布台ヒルズギャラリーカフェ
東京都港区麻布台5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA 地下1階
カフェ:ランチ10:00-14:00、カフェ10:00-21:00、ディナー17:00-21:00
チームラボ
東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 地下1階
(2024年2月オープン予定)
この記事へのコメントはありません。