HULS GALLERY TOKYO

2021.06.17

工芸品から日常使いのものまで、美意識が光る器の数々

日本各地の陶磁器、漆器、ガラスや木竹工芸品を中心に扱うギャラリーショップだ。日本伝統の建築様式を随所に取り入れた空間では、作家の一点ものなどアート作品としての工芸品から、手頃な価格の日常使いのものまでが並ぶ。各産地との繋がりを活かし、海外で通用するもの、そこでしか作れないものを意識してセレクトしている。

工芸品を通して、癒しの時間を提案するオリジナルブランド“KORAI”では、水面に浮かぶ波紋や木漏れ日を表すヒノキのモビールや、水の波紋を感じられるガラスの器など、感覚の扉を開けるアイテムをラインナップ。また、このギャラリーが推す、独特の色彩感覚とガラスの表面を緻密に削り硬質のガラスを柔らかく見せる表現が持ち味のガラス工芸作家の光井威善らの作家ものもチェックしたい。

常駐するバイリンガルのコンシェルジュがそれぞれのアイテムの背景について案内してくれるので、ひとつひとつ聞いていると時間があっという間に過ぎてしまう。

企画展を定期的に開催するほか、2021年オンラインストアを開設。工芸の魅力を様々な形で発信し続けている。